2026/03/20 10:35

第2期マザー・テラサワ講義録の第3巻をリリースしました。2026年1月の第2巻・藤田省三に続き、今回はドイツの法学者・政治思想家カール・シュミット(1888-1985)の代表作「政治的なものの概念」を取り上げます。


刊行意図

第2期マザー・テラサワ講義録は奇数月に1作品のペースで刊行を続けます。

情報は氾濫し、政治を語る言葉だけが貧しくなっている。国家とは何か。権力はどう正当化されるか。支配に、人はどう加担するか。シュミット、藤田省三、ヴェーバー、ルソー、ファノン、アーレント——第2期のテーマは「主権・国家・支配」。失われた理論の軸を取り戻す試みです。


第3巻について

2024年10月27日、第50回衆議院議員総選挙の投開票日の夜に収録された講義録です。

シュミットの核心は「友と敵の峻別」と「例外状態」——政治の本質は法が機能する平時ではなく、法が停止した異常事態にこそ現れる。マザー・テラサワは「アレルギーしか覚えない」と言いながら、その冷徹なロジックを正面から受け止めます。ヴェルサイユ体制からナチスへの加担、現代の中東情勢、丸山眞男が「優秀な敵」と呼んだ思想の射程——半世紀前のテキストが、いまの日本社会と地続きの問題として解きほぐされます。


今後の刊行予定(全13巻、2026〜2027年)

  • 第4巻(5月)— ヴェーバー「古代ユダヤ教」
  • 第5巻(7月)— ルソー「社会契約論」
  • 第6巻(9月)— ファノン「黒い皮膚・白い仮面」
  • 第7巻(11月)— 映画「三島由紀夫vs東大全共闘」

特設ページ:https://www.trashbooks.jp/terasawa.html

PDF版 ¥880 ▶ https://trashbooks.base.shop/items/138594761